埋没法の抜糸後、元に戻らないのはなぜ?
元の状態に戻しやすいという理由で埋没法を受けたのに、抜糸しても戻らない。このようなことでお困りではないでしょうか。埋没法は取れやすい二重整形だとはいわれていますが、中には10年以上二重のラインを維持できている方もいます。また、何らかの理由によって抜糸を受けたのにもかかわらず、元の状態に戻らず、お困りの方も存在しているのです。こちらのコラムでは、埋没法ならではのメリットや、埋没法で抜糸が必要になる事例、抜糸しても元に戻らないことがある理由についてご紹介しています。
埋没法のメリットについて
埋没法は取れやすい二重整形だといわれ、この部分だけを見てしまうと、あまりメリットがないように思えるかもしれません。
しかし、埋没法には埋没法ならではのメリットがあるのです。
費用が安価
2点留めや3点留めは古くから用いられてきた埋没法の術式で、安価な費用で受けられるというメリットがあります。
つまり、二重整形がどのようなものか為路してみたいという方でも気軽に受けられるということです。」
ダウンタイムが短い
埋没法のダウンタイムは1〜2週間程度で、腫れや内出血のピークは術後2〜3日後、その後数日以内には、目立った腫れや内出血は引きます。
ただし、内出血に関しては黄色っぽく変化したアザのような跡がしばらく残ることがあります。
元に戻しやすい
埋没法は皮膚を切開したり組織を切除したりすることがない二重整形です。
また、皮膚と内部組織を糸で固定する方法のため、仕上がりが気に入らないなどの理由で元に戻したいと考えた場合では、比較的簡単に元に戻せるというメリットがあるのです。
なお、抜糸しても元に戻らないケースもありますので、その理由については以下でご紹介することにします。
埋没法で抜糸が必要になる事例とは
埋没法を受けた方の多くは、抜糸することを前提に施術を受けることはあまりないでしょう。
しかし、埋没法を受けたご本人が希望する、しないにかかわらず、抜糸が必要になることがあるのです。
それでは、埋没後に抜糸が必要になる事例についてご紹介します。
痛みや腫れ、内出血が引かない
埋没法は術後の腫れや内出血が少なく、長くても術後2週間が経過したあたりでは、ほとんどの症状が治まります。
ところが、術後1ヶ月が経過しても症状の改善が見られないことがあり、この場合では埋没法の失敗を疑わなくてはならず、一度抜糸をして様子を見ることがあります。
なお、お客様の年齢や体質によっては術後の痛みや腫れ、内出血が強く出ることがあり、症状が長く続くことがあります。
しかし、症状が長く続く状態は心配ですので、埋没法を受けた美容外科に相談し、抜糸を検討する必要があるでしょう。
食い込みが強すぎる
まぶたの脂肪が厚い方の場合では、そうでない方よりも糸を強く引っ張って固定することがあります。
そしてそれにより、食い込みが強く、何となく不自然な仕上がりになることがあります。
また、食い込みが強すぎるとハム目のようになったり、痛みが続いたりすることがありますので、これらが長く続いて辛いと感じた場合では、抜糸の必要性が高まります。
なお、強い食い込みは術後2週間前後で引くことがほとんどですが、引かない場合では、再施術も検討しなければならなくなるでしょう。
二重幅が広すぎた
埋没法で起こりがちな失敗、それは二重幅を広く取りすぎたことで、眠たそうな印象の目元になった、目の開きが悪くなった、目が小さく見えるようになったなどのトラブルです。
二重の幅については、カウンセリング時にシミュレーションして仕上がりを確認しますが、シミュレーションが不足していた場合では、イメージよりも幅広の二重になってしまうことがあります。
この場合でも、一度抜糸をしてやり直す方向で考える必要があるでしょう。
極端な左右非対称
もともと左右非対称が目立っていた目元の場合では、左右対称を意識した埋没法を行う必要があります。
しかし、その配慮なく埋没法が行われることもあり、この場合では埋没法以前よりも左右非対称が目立つ仕上がりになってしまうことがあるのです。
この場合でも、一度抜糸をして埋没法のやり直しを検討するなどで対処する必要があるでしょう。
糸が表面から飛び出している
埋没法には表面からアプローチする方法と内側の結膜側からアプローチする方法があり、正しい方法で処理が行われていれば、術後に糸が飛び出してくるようなトラブルは起こりません。
しかし、何らかの理由で糸が切れてしまった、糸の結び目の位置を誤ったなどのトラブルが起こると、外側または結膜側から糸が飛び出してくることがあるのです。
このようなトラブルが起こる可能性は極めて低いですが、万が一起こってしまったら放置は危険ですので、埋没法を受けた美容外科で抜糸しておくことが大切です。
特に内側からアプローチする方法で糸が飛び出してきた場合では、放置することで眼球に傷がつくリスクが高まりますので、できる限り速めに美容外科で処置を受けましょう。
埋没法がすぐに取れる
埋没法の効果の持続期間は、およそ3〜10年と幅があり、中には10年以上も二重を維持できたというお客様も存在しています。
片や、埋没法を受けてから3年もたたないうちに二重のラインが浅くなったり幅が狭くなったりして、やがて取れてしまうというお客様も存在しています。
実は、埋没法には向いている方とそうでない方がいて、後者の場合では二重が短期間で取れてしまうことがあるのです。
この場合では、切開法に切り替えるというのもひとつの方法ではありますが、一度抜糸をして、二重のラインを狭くしたデザインで再度埋没法を受けるという方法もあります。
埋没法を受け直すとき
埋没法後には、10年以上も二重の形状を維持できる方もいますが、埋没法には半永久的な効果を期待できませんので、いつかは二重が取れると考えておく必要があります。
そして、二重のラインが完全に取れた場合では、抜糸+再施術での対応となることがあります。
ただし、埋没法を受けてから長期間が経過している、結膜側からの処理で抜糸が困難などの場合では、元の糸を残した状態での再施術となることがあります。
埋没法の抜糸後、元に戻らないのはなぜ?
埋没法で抜糸をしたのに、どういうわけか元の状態に戻らない。
このような状態が起こったら驚きますし、抜糸した意味がないと感じてしまいますよね。
実は、埋没法の抜糸後に元の上程に戻らないというトラブルは決して珍しいことではないのです。
それでは、その理由についてお伝えしていきましょう。
抜糸後に元の状態に戻らない原因は「癒着」
埋没法の抜糸後に元の状態に戻らない原因、それは皮膚に二重の癖がついていたり、内部で癒着が起こっていたりするためです。
特に癒着が起こっていると、抜糸したくらいでは埋没法以前の状態には戻りません。
つまり、癒着が起こることで二重が定着する可能性があるということですが、元の状態に戻したい方にとっての癒着は、少々困った現象だといえるでしょう。
埋没法で癒着が起こる理由
埋没法の癒着は、取れにくい術式で施術をした場合に起こりやすく、その理由として挙げられるのは、皮膚と組織がぴったりと密着した状態が長期間続くことで、皮膚と組織の一体化が自然に進むからです。
つまり、埋没法の処理が正確に行われたからこそ起こることがあるのが癒着だということです。
癒着までにかかる期間
埋没法を受けたからといって、すぐに癒着が始まるわけではなく、術後1~3ヶ月あたりで癒着が始まり、そのまま定着するケースが多いです。
なお、癒着が始まるまでの間であれば比較的修正が行いやすい状態です。
デザインが気に入らない、二重の幅を変えたいなどのご要望がある場合には、なるべく早めに美容外科に相談し、修正を受けると良いでしょう。
癒着が起こりやすいのはこんな方
埋没法の癒着は、埋没法を受けた方すべてに起こる現象ではなく、特定の条件を満たしている方に起こりやすいという特徴があります。
それでは、埋没法で癒着が起こりやすい方の特徴についてご紹介します。
まぶたの脂肪が少ない方
まぶたの脂肪が少ない方は、綺麗な二重ラインが織り込まれやすく、皮膚と組織の密着度が高くなりますので、癒着が起こりやすいと考えられます。
反対に、まぶたの脂肪が厚い方の場合では、皮膚と組織の密着度が低くなるため、癒着は起こりにくいでしょう。
眼瞼下垂を発症していない方
眼瞼下垂を発症している方は、目を開く筋肉の働きが弱っている状態ですので、そもそも埋没法に向いていません。
反対に、まぶたの脂肪が少なく、なおかつ眼瞼下垂を発症していない方の場合では、埋没法の癒着が起こりやすいと考えられています。
癒着が元に戻らないときの対処方法
埋没法を受ける方の中には、できれば癒着が起こってほしいと願う方がいますが、それはいうまでもなく、癒着が起これば二重を長期間維持できる可能性が高くなるからです。
しかし、しっかりと抜糸してから埋没法をやり直したい、まぶたに糸を残すのは不安などの理由から、癒着を望まず、抜糸で元の状態に戻したいとお考えの方もいます。
では、埋没法の抜糸で元に戻らないときには、どう対処することになるのでしょうか。
癒着が元に戻らない!どうやって治す?
埋没法の抜糸は「埋没糸抜去術」と呼ばれ、表面または裏側から皮膚をわずかに切開して糸を取り除きます。
しかし、糸を取り除いたとしても、埋没法から長期間が経過していることでしっかりと癒着しているという場合では、癒着を剥がす方法で対処することになります。
ただし、二重のラインがクッキリと残っている場合では、癒着を剥がしたとしても再度癒着が起こる可能性があります。
特にまぶたの脂肪が少ない方の場合ではその傾向が強いと考えられますので、詳細については医師に直接相談することをおすすめします。
埋没法は元に戻りやすいといわれる二重整形ではありますが、癒着で元戻らないこともあります。
埋没法を受けるなら、ユ着が起こる可能性も視野に入れてせじゅょつを検討することをおすすめします。
eクリニックの埋没法の症例写真
埋没法を受けるならeクリニック新宿院
この記事では、埋没法の抜糸後、元に戻らないのはなぜかについて詳しく解説しました。
埋没法は、切開不要で簡単にうけられる施術のひとつだからこそ、名医のいるクリニックを選ぶことが大切です。
「すぐに取れてしまった」「こんなはずじゃなかった」と後悔することのないように、クリニック選びは慎重に行いましょう。
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