口角挙上術

About
口角挙上術とは

執刀医:田中里佳
口角挙上術とは、口角近くの皮膚を切開して口角を持ち上げる施術です。
口角は少しの変化で印象が大きく変化するパーツです。
例えば、下がった口角だと不機嫌そう、老け顔、疲れてそうなどのネガティブな印象を与えやすくなり、上がった口角だと、優しそう、笑顔が素敵、明るそうなどポジティブな印象を与えることができます。
口角をキュッと上げることだけで、いつも微笑んでいるような魅力的な表情をつくることができますので、簡単にイメージアップにつなげることが可能です。
口角挙上術は「スマイルリップ」と呼ばれ、明るく可愛らしい印象を与えることができるため、年齢が若い方を中心に人気があります。
しかし年齢を重ねるごとに、口周りの筋肉は衰え、口角は下がっていきます。口角が下がることで老けた印象を与えてしまうため、エイジングケアにもおすすめの施術です。
Recommend
口角挙上術がおすすめの人

- 口角が下がって不機嫌にみえてしまう
- 微笑んでいるような表情になりたい
- 明るい印象になりたい
- 美しい笑顔を作りたい
- 年齢とともに口角が下がり、老けて見える
- への字の口を改善したい
Reason
口角が下がる原因と対処法
口角が下がる理由は大きく2つに分けられます。
構造上の問題
生まれつきのバランスが原因で口角が下がっている/下がって見えている可能性があります。
まずは下記をチェックしてみてください。
☑︎check 歯を閉じた状態で口を閉じることができるかどうか
- できない場合→骨の長さと皮膚の長さの問題
- できる場合→オトガイ絶壁
骨の長さと皮膚の長さの問題

できない場合は骨の長さと皮膚の長さが合っていない可能性があります。
その状態で口を閉じようと、オトガイ筋などに力が入るため、口角の位置は普通でも、相対的に下がってしまっているように見えます。顎には梅干しジワができてしまうこともあります。

この場合、筋肉の動きを抑制するボトックス注射も有効ですが、さらに口が閉じづらくなってしまう状態になる可能性があります。また、ボトックスは徐々に体内に吸収されていくため、何度も打ち直す必要があります。
オトガイ絶壁

また、「オトガイ絶壁」という状態も考えられます。
顎先(オトガイ)の骨が後退していたり、平坦で高さが足りない状態を指します。横顔で見ると、顎先が引っ込んでいて、フェイスラインの立体感が乏しく見えるのが特徴です。
オトガイ絶壁の状態だと、唇に顎の支えがないことで、口元が緩み、口角が下がったように見えることもあります。そのため、プロテーゼやヒアルロン酸を入れることで改善する場合があります。
できた場合は口角の位置が元々平均より下にある可能性があります。
その場合は、口角挙上以外の対処法はありません。
加齢によるもの
1. 靭帯のゆるみ(リガメントの緩み)
顔には皮膚や脂肪を支える「靭帯(リガメント)」があります。
加齢とともにこの靭帯が緩むと、皮膚や脂肪が重力で下に引っ張られ、口角が下がって見えるようになります。
2. 皮膚・脂肪のたるみ
肌のハリや弾力を保つコラーゲンやエラスチンが減少することで、皮膚自体がたるみます。
さらに、中顔面やフェイスラインの脂肪が下垂することで、口角周囲にも影響が出ます。
3. 骨のボリュームロス
年齢とともに骨が痩せる(骨吸収)ことで、土台のボリュームが失われます。
特に上顎や顎先の骨吸収が進むと、皮膚や筋肉を支える構造が弱くなり、口周りがたるんで口角が下がる原因になります。
Method
口角挙上術の手術方法

執刀医:田中里佳
きゅっと上がった理想の口角は「口角挙筋」と、口角を下に引き下げる「口角下制筋」のバランスが重要です。
生まれつき口角が下がっている方は、口角挙筋の長さが長い場合や、口角下制筋の働きが強い場合があります。
加齢による場合には、口角挙筋のゆるみが考えられます。
口角挙上の外科的手術では、この2種類の筋肉のバランスを整えていきます。
ひし形切開法、楔形切開法
口角の皮膚を切開し、口角挙筋の一部を切除します。筋肉が短くなることで自然に上がった口角に仕上げます。
術式により、切開が必要な範囲が異なります。必要最小限の切開で最大の効果が得られるよう、適切な術式を使い分けます。
口腔内法
口腔内からアプローチする手術方法です。口腔粘膜から口角挙筋の一部を切除します。表面からアプローチする方法と比べ、大きな変化は望めません。しかし、切開を口腔内で行うため、皮膚表面に傷跡は残りません。
口角挙上術は、外科的な施術になりますので、半永久的な効果が期待できます。
しかし、口元は良く動く部分であるため、他の施術部位と比べるとダウンタイムは長くなります。
長いダウンタイムがとれない方や、術後の管理が難しい方には、口角挙上の方法としてボトックス注射の施術もございます。
e-クリニックでは、口角挙上の方法として、いくつもの施術方法がございます。事前カウンセリングにて、お一人おひとりのご希望に応じた施術内容をご提案させていただきます。
Feature
e-クリニックの口角挙上術の特徴
口元はよく動く部位であり、他の施術部位と比べて傷跡が残りやすいという特徴があります。
特に、大きな変化を求める場合は、傷が目立ちやすい位置を切開する必要があるため、繊細なデザイン力と経験が求められます。
eクリニックでは、必要最小限の皮膚の切開で最大限の効果を引き出す口角挙上術を行っています。
唇の輪郭に沿った切開を行うことで、適切な施術であれば傷は目立たず自然な仕上がりになります。
また、理想の口元を目指す上では、クリニックや担当医師選びが非常に重要です。
口角挙上術に加え、M字リップ形成や人中短縮術がより適しているケースもあります。
eクリニックでは豊富な症例研究をもとに、多様な手術方法や施術内容をご提案できる体制を整えています。
診察からデザイン、施術までを経験豊富な医師が一貫して担当し、細部まで理想のバランスを追求することが可能です。
また、アフターサポートや保証制度もご用意していますので、安心してご相談いただけます。
おすすめの併用施術
ボトックス
口元は日常的に動きが多く、術後の動きによって傷跡が広がるリスクがあります。
そこで、口角下制筋などにボトックスを併用することで、筋肉の動きを一時的に抑え、傷跡が残りにくい状態に整えることができます。
ヒアルロン酸注入
唇にボリュームを持たせて可愛らしい印象を作るだけでなく、口角が自然に上がったようなラインをデザインすることも可能です。
唇の形状や厚みとのバランスを整えたい方には、ヒアルロン酸との併用が効果的です。
ダウンタイムについて
腫れ
口角挙上の手術直後から現れる腫れは、術後2から3日目にピークを迎え、その後は少しずつ引くものの、目立った腫れは約1週間続きます。
また、口角挙上では切開部分を縫合し、約1週間後に抜糸となりますが、糸が外れても腫れはしばらく続き、術後2週間が経過したあたりで目立たなくなっていきます。
そして腫れが治まると、今度はむくみが目立つことがあり、その状態が1から3カ月程度続くことがあります。
むくみが出ている間の患部は厚みを感じたり硬さを感じたりすることがありますが、その状態は異常ではありませんので、心配はいりません。
なお、むくみが強く現れている場合では左右差が目立つことがありますが、その状態はむくみの改善とともに快方に向かいます。
ただし、手術以前から生じていた左右差に関しては、むくみが引いたとしても改善されることはありません。
内出血
内出血は腫れと同時に現れる症状で、腫れと同様に術後2から3日目にピークを迎え、その後は少しずつ回復へ向かいます。
ただし、内出血は段階的に回復に向かうという特徴があります。
それは、術後に見られる紫色や赤紫色の内出血は1週間後あたりから引き始めますが、その後に黄色っぽく変化した内出血は、2から3週目まで続くことがあるからです。
この段階になれば、メイクで内出血を隠すことができますが、気になる場合では、マスクで隠すなどの対策が必要になるでしょう。
FAQ
口角挙上術のよくあるご質問
口角挙上とはどのような手術ですか?
口角挙上は、口角を引き上げ、自然で明るい口元や表情を作り出すことができる美容手術です。口角が下がっていると、無意識のうちに怒っている、または疲れているような印象を与えることがあります。口角挙上で口角を引き上げることで、穏やかで明るい表情を保つことができます。
口角挙上と口角リフトは別の施術ですか?
口角挙上と口角リフトは基本的に同じ手術です。どちらも下がり気味の口角を引き上げ、自然で明るい表情を作り出すための手術です。口角挙上という名称は、手術の目的である「口角を上げる」ことに焦点を当てた呼び方であり、口角リフトという名称は「口角のリフトアップ効果」に焦点を当てた呼び方です。クリニックによって名称が異なる場合もありますのでご注意ください。
口角挙上はアヒル口にできますか?
口角挙上は、アヒル口を作るための方法としても有効です。アヒル口とは、口角が上がり、唇の中央部分が少し突き出る形状で、女性的な可愛らしい印象を与えることができる口元を指します。口角挙上術により、口角を引き上げることで、アヒル口のような唇や口元に近づけることができます。しかし、場合によっては、他の施術(ヒアルロン酸注入など)と組み合わせていく必要があり、医師と相談しながら最適な術式を選択することが重要です。
口角挙上の効果はどのくらい持続しますか?
口角挙上の効果は基本的に半永久的です。一度手術を受けていただくことで、引き上げられた口角が元に戻るということはほとんどありません。ただし、加齢や生活習慣の影響で口元に変化が生じることもありますので、気になる方は他の施術を併用しつつ、メンテナンスを行うことがおすすめです。
口角挙上のダウンタイムはどのくらいですか?
口角挙上のダウンタイムは、通常1週間から2週間程度です。術後には腫れや内出血が発生することがありますが、時間とともに軽減していきます。術後には痛み止めや抗炎症薬を処方いたしますので、医師の指示を守って正しく服用していただきますようお願いします。
口角挙上はどんな方におすすめですか?
口角挙上は、口角の下がりを引き上げたい方、無意識に不機嫌な表情になるのを変えたい方、表情を明るくしたい方におすすめです。また、若々しい口元を保ちたい方や、女性らしくかわいい口元を作りたい方、顔全体のバランスを改善したい方にもおすすめです。
Price
料金表
口角挙上 | 通常料金 ¥154,000(税込) |
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モニター価格 ¥109,780(税込) |
口角挙上(口腔内法) | 通常料金 ¥209,000(税込) |
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モニター価格 ¥164,780(税込) |
外側人中短縮+口角挙上 | 通常料金 ¥231,000(税込) |
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モニター価格 ¥164,780(税込) |