乳頭縮小術
乳頭縮小術は、肥大したり長く垂れ下がった乳頭の形を整える施術です。
乳頭の高さを整える「単純切除」と肥大した乳頭を小さくする「乳管温存」という2つの施術方法があります。
単純切除と乳管温存はどちらも傷跡が目立ちにくく、ナチュラルに仕上げられるのが特徴です。
単純切除は乳管も合わせて切除することになるため、妊娠を希望している方やがん検診を控えている方などは適応にならず、多くの女性が乳管温存を選択されています。
Cause
乳頭の形状タイプと原因
乳頭の形状は大きく分けて3つのタイプに分類できます。
- 通常のタイプ
- 長く垂れ下がったタイプ
- 大きく肥大したタイプ
通常のタイプ
通常タイプは、日本人の平均的な大きさである長さ・直径が8mm程度に該当している形状のタイプです。
長く垂れ下がったタイプ
長く垂れ下がったタイプは、乳頭の長さが2cm以上あり、下に垂れ下がっている形状のタイプです。
授乳や加齢、女性ホルモンの減少、アトピー、遺伝などが原因といわれています。
大きく肥大したタイプ
大きく肥大したタイプは、長さ・直径が2cm以上ある形状のタイプです。
出産や授乳に向けて大きくなるケースもありますが、遺伝が主な原因です。
Merit
乳頭縮小術の効果とメリット
女性にとってバストは、とてもデリケートな部分であり大切なパーツです。
乳頭の形状や大きさにコンプレックスを抱えている女性は少なくありません。
なかには「性体験が豊富だから乳頭が大きい」と誤解され、悩む方もいらっしゃいます。
乳頭縮小術は、乳頭の高さや面積を整えることで全体のバランスがよくなり、見た目に自信がつくといったメリットがあります。
縫合の跡もほとんど目立たずナチュラルに仕上げることができるため、「前向きな気持ちでお友達と温泉を楽しめるようになった」、「恋人との触れ合いも安心してできるようになった」といった方もたくさんいらっしゃいます。
Method
乳頭縮小術の施術方法
乳頭縮小術には、二通りの施術方法があります。
- 乳管温存
- 単純切除
乳管温存
乳管温存は、施術を受けた後でも授乳ができるよう、乳管を温存して乳頭の形を整える施術です。
余分な薄い皮膚のみを除去し、乳管のある部分を残して高さを小さくし、縫合します。
単純切除
単純切除は、余分な乳頭を乳管含めて除去する施術です。授乳期間が終わった方や、授乳する予定がない方におすすめです。乳管温存に比べて形やデザインなどの自由度が高いといった特徴があります。
Merit and Demerit
乳管温存のメリット・デメリット
乳管温存のメリットには「乳管を残せる」「傷跡がほとんど残らない」「仕上がりがナチュラル」といったものがあります。
よって乳管温存は「将来的にお子さんを作りたい方」「乳がんの早期発見対策をしたい方」「乳頭に傷を残したくない方」「自然な仕上がりにしたい方」におすすめです。
一方デメリットとして「形やデザインなどに制限がある」ことが挙げられます。
ご自身の理想の乳頭に仕上げることができない可能性もありますので、カウンセリング時に医師との入念な相談が必要です。
Merit and Demerit
単純切除のメリット・デメリット
単純切開のメリットとして「理想の乳頭の形に仕上げやすい」「ナチュラルな仕上がりになる」「ほとんど傷が目立たない」といったものが挙げられます。
よって単純切開は「具体的な乳頭の理想の形がある方」「ナチュラルに仕上げたい方」「傷跡なるべく残したくない方」におすすめです。
一方、デメリットとして、「乳がんになっても異変に気付きにくくなる」「授乳ができなくなる」といったことが挙げられます。
乳がんの早期発見につながる症状として「乳管から茶色っぽい分泌液が出てくる」というのがあります。乳管を切除してしまうと茶色っぽい分泌液は出ませんので、体調の異変に気づきにくくなる可能性があります。
また、母乳は乳管を通して出てくるため、乳管を切除すると母乳が出なくなりますので、今後お子さんを作りたいと思っている方は、慎重に検討しましょう。
Recommend
乳頭縮小術がおすすめな人
- 乳頭が伸びているのが気になっている方
- 乳頭の高さを低くしたい方
- 乳頭のサイズを全体的に小さくしてバランスを整えたい方
- 授乳により乳頭が大きく変形してしまい気になっている方
- 乳頭の形にコンプレックスがありキレイに整えたい方
- 授乳機能に影響を与えることなく乳頭を小さくしたい方
Faq
乳頭縮小術・陥没乳頭のよくある質問
豊胸もしたいのですが順番はどうすればいいですか?
乳頭縮小術や陥没乳頭の治療、豊胸、どれも順番に決まりはありません。ご自身の体調やバストの状態によって、同時手術が難しい場合もございます。お客様によって判断が異なる部分になりますので、カウンセリングでしっかりと診断させていただき、最適なプランをご提案いたします。
乳頭縮小術や陥没乳頭手術では、痛みがありますか?
手術はしっかりと麻酔をかけて行いますので、手術中に痛みが出るということはありません。麻酔は、お客様のお体の状態とご希望に合うものを選んで使用していきます。eクリニックでは、より安全で痛みのない手術をご提供させていただきますので、どうぞご安心下さい。
出産を控えていますが陥没乳頭手術はできますか?
妊娠中や出産を控えたタイミングでの手術はできません。出産が終わり体調が安定してから、手術についてご検討いただく形になります。詳細な時期に関しては、お客様の体調やライフスタイルによっても異なりますので、必ず医師に相談するようにしましょう。
術後、普段の生活に戻るまでにはどのくらいかかりますか?
患部(手術部位)を濡らさなければ、シャワーは当日からでも可能です。ただし、術後1~2週間はダウンタイム中であり、手術部位が腫れる可能性もあります。ダウンタイムを悪化させないよう、飲酒や運動などの血行を促す行動を避け、安静にお過ごしいただくようお願いいたします。
乳頭縮小術は乳がん検診やがんへの影響はありますか?
乳頭縮小術が、乳がん健診に直接影響することはありません。しかし、万が一乳がんになった場合には、気づきにくくなる(発見が遅くなる)リスクがあります。詳しくは医師とのカウンセリング時にご説明させていただきます。
乳頭が陥没する原因はなにがありますか?
先天性(生まれながら)に乳頭が陥没する場合の原因は、まだはっきりとはわかっていません。後天性の場合は、乳腺炎や乳房の手術、乳がん、乳房肥大、乳頭への過剰な刺激などが挙げられます。もし、突然乳頭の陥没が気になるようになったという方は、お早めに医療機関を受診し、適切な検査を受けていただくことが重要になります。
Doctor このページの監修医について
円戸 望 Nozomi Endo
e clinic 統括院長
経歴
略歴
- 富山大学医学部医学科卒
- 高岡市民病院(形成外科・麻酔科・皮膚科)
- Fort Wayne Parkview 病院
- 厚生連高岡病院
- 金沢医科大学付属病院
- 湘南美容クリニック新宿本院
- 湘南美容クリニック新宿南口院
- 湘南美容クリニック新潟院 院長就任
- 湘南美容クリニック金沢院 院長就任
- 2020年eクリニック金沢院開院
- 大手美容クリニック修正手術技術指導医
- 2021年eスキンクリニック開院
- 2022年富山院開院
- 2023年まぶたのクリニック開院(保険診療)
- 2023年大阪院、東京院、名古屋院、岡山院、福岡院、那覇院、横浜みなとみらい院開院